かほの目からは
とめどなく涙があふれた。
「ホントにホントにごめんなさい…」
泣きじゃくるかほに
「かほはかほでしょ?
関係ないじゃん」
よしきは笑って言った。
そしてそっとかほの涙を拭うと
優しくキスをした・・・・・
かほは嬉しさ半分と申し訳なさで一杯だった。
「私はもう子供を産めるかわからない…
それに、いつ離婚できるのかも…
もしできたとしても子供がいるし…
だから、もし
若くていい人がいたら
そっちに行ってくれていいよ?
その時は私引くから。
それまで、夢見させてもらえばいいから・・・」
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