よしきがベッドに入ると

自然にお互いの方を向き合い、キスをした。


そこからは二人夢中だった。



好きな人に気持ちを預けて

体を解放することで

こんなにも敏感になるのだろうか…




夫との性生活に不満はなかった。


必ず絶頂に達してはいたが

ワンパターンになりがちで

特に自分から求める程ではなかった。


だが、この日ばかりは

かほは自分の中に沸き上がる欲望のままに

何度も何度も絶頂に導かれ

壊れて行きそうな

快感の波に飲み込まれていった…


こんな激しいSEXは初めてだった。