身勝手で、自分の言うことに責任を持たない。
自分のことを棚にあげて、佳奈子に最もらしく説教をする。
単純な佳奈子が素直にそれを聞いて
なるほどな…と思う端から、自分が同じことをする。
佳奈子に甘え、まるで子供がそのまま大人になったような所にも、いい加減疲れてきた。
SEXは決して悪くはない…
しかし狭いマンションで
里沙の部屋とは、カーテン一枚で区切られただけの佳奈子の寝室。
子供二人が偶然留守中でない限り、派手なことはできない。
リビングから里沙や里沙の友達の声がしたり
テレビの音が丸聞こえの中
全くその気になどならなかった。