Tears〜硝子細工の天使〜


「あおいさんがさせてくれないから…

エッチする相手がいないからでしょ!?」


悪循環とは解っていても

一度飛び出した、激しい感情は止められない…


まるで、よしきの気持ちを試すかのように、困らせることばかり…



「確かに、かほちゃんとのエッチは満足するよ?

でも、馬鹿にしないでくれる?

それに、自惚れんなよ!」


よしきは苦笑しながら続ける。



「エッチだけが目的なら、何もかほちゃんじゃなくてもいいじゃない。

かほちゃんとの時間も楽しいし、かほちゃんが好きだからでしょ?

悪いけど…君ほど手のかかる女いないよ?

エッチだけが目的なら、割り切って手のかからない女の方が楽なわけじゃん?

なんでそれがわかんないかな……

まぁ、僕が何を言っても君は納得しないし、理解できなくて当然だけどね…」


と、淋しげな表情を見せた。



いつの頃からかかほは感じていた。



――体が求め合うのではないか…

――体が離れられないのかもしれない…



そんな自分の女の部分が、時折とてつもなく卑しいとすら思った。