Tears〜硝子細工の天使〜


その間よしきとは、というと…


お盆休みも結局あおいの家で過ごした。


その間、会えないことを与儀なくされる。



「私はただ都合のいい女なんだよね?

どうせエッチできればいいんでしょ!」


顔を合わせば、ついそんな苛々をぶつけるばかり…


よしきは言う。

「どっちかと言えば

都合がいいのはアイツだよ。

かほちゃんとは会うのも限られてる。

夜しか会えない…

子供のことを考えたら、僕がどんなに会いたくても

自分から会いたいって我が儘言えないし、言いたくないんだよ!

その気持ちわかってる?」


理解しようとしても

素直になれない…



「アイツは別に俺さえ居れば、文句ないんだ。

あれしろ、これしろ、どこか連れてけ、構ってくれ…

そんなこと要求しないんだ。

アイツんとこ、行きさえすればいいだけなんだ。

俺が一日口聞かないで本読んでても、自由にテレビ見ようが…

ただ俺をそばに置いておきたいだけなんだ。

…だから、都合がいいなんて言わないでくれる?

僕にとってかほちゃんは、ものすごく都合悪いんだから…!」


どんな言葉を聞いても、心底納得できず

かほは不満をぶつけるだけだった。