性格は明るく、いつも元気。

大きな声でしゃべり賑やかでうるさいほど。

しかもO型で大雑把で、がさつ…。


そんな自分が、まさか

《うつ病》

になるとは思いもしなかった。



認めたくない自分と

そりゃ色々あったんだ、壊れても仕方ないよな…

という諦めが混同していた。


もう全てに疲れた。


これでゆっくりできる・・・・・


かほは、診断書の入った封筒を握りしめ

肩の荷が下りたような開放感をも感じていた。





かほはよしきにその旨を電話で報告した。


よしきからは、自分とのことも原因の一つだ、と認める言葉はなく

ただ、職場のストレスがそうさせたかのように


「堂々と休めるんだから、ゆっくりしなよ。

…暫くは会えないね」

とだけ言った。


とたんに淋しさが込み上げてきた。


『暫く会えないね』

じゃなく

『たまには顔見に行ってやるから』

って、どうして言ってくれないの?



よしきは会えなくても構わないんだ…?


その程度なんだ…?!




かほはボロボロに傷ついていた。


もうこの恋を続けるのは、限界に近かった。





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