よしきがあおいにただ情はあるが、恋愛感情はないこと

何か弱みがあり強い態度に出れないこと

できればあおいから離れていくように仕向けたいこと…


そんな事情を、納得はできなかったが

かほはそれでもよしきとまた付き合うことを選んだ。


一人ぼっちよりいい…

よしきが好きでいてくれて、楽しい時間を過ごせるのなら

あおいの存在を認める他ならなかった。



何故なら、一緒にいられる時間は

かほにとって夢のひととき、輝きのひとときだったからだ。



楽しい会話…


夜中のドライブ…


二人で作る料理…


ポータブルのキーボードを持ち込み

よしきの好きな曲を弾いて聞かせたりもした。





そして満たされたSEX…



よしきとの一つ一つは、かほが女として最も幸せを感じられる瞬間だった。



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