しかし、夜になると携帯をこっそり持ち出し
キッチンの隅に座り込み、夜な夜なブラックメールを続ける…
その時だけは元気だった。
あおいがいると相手はしてくれなかったが、いない時はメールができる。
一喜一憂しながら
またそれが傷を深くすることを解っていながらも
かほは止められなかった。
傷つき悲しくても、メールを通して
よしきの様子や気持ちを知ることができる方を優先させたのだ。
ある時またよしきから断りメールが届く。
「すみません。明日から一週間くらい仕事で海外へ行くのでメールできません」
またか・・・・・
あおいがまた家に転がり込んでくるんだ…
そんな時はブルーな気持ちに拍車がかかる。
苦しくて切なくて
何度涙で枕を濡らしたことだろう・・・・
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