決断できないまま日にちは過ぎてゆく・・・・ 知りたい気持ち、不安な気持ちに揺れ惑う。 浮気調査でもないのに 探偵がそんな一人の気持ちだけを探るだけに動いてくれるわけない。 でも、話しをするだけで気が晴れるかもしれない… 藁をも掴む思いで、受話器を手にとり 間違えないようゆっくりと数字を押した。 無機質なコール音が鳴り出す・・・・・ その音でかほはハッと我に返り、受話器を戻そうか悩んだ。 《今なら止められる… バカバカしいよ》 .