「あ、そうだったんだ!ごめんなさい。
…ねぇ、何時頃帰ります?」


「うーん、ご飯食べるだけだから…2時か3時には帰るよ。

帰ったらメールするね!」


「いってらっしゃい」


「じゃあ、また後でね」


二人は名残り惜しく電話を切った。



もしかして…


よしきは今日会いたい

と言おうとしてたのかもしれない…


かほはなんとなくそんな予感がした。



まさかね・・・・


でも・・・


何か心に引っ掛かるものを感じてたかほは

友達とのランチを早々に切り上げ

急いで家に帰ると、すぐにメールを打った。



『ただいまぁ!トンカツ美味しかった☆』



『おかえり、早かったね〜!
俺もトンカツ喰いたかった!
ねぇ、また電話していい?』



この時かほは直感した。



「会いたい」

と言われることを……。