♪〜♪〜♪
待ちに待ったメール音が鳴った。
かほは急いで携帯に飛びついた。
《どうなっちゃったんだろう…》
ドキドキしながら携帯を開ける…
『遅くなったね、もう心配いらないから。
あいつら高校生だったよ…』
ハタチだと言っていたそのメル友は
実は高校生で、断られて頭にきて同級生に番号を回し悪戯してきたという。
しばらくして、彼等から謝りのメールが入った。
愚かな自分が恥ずかしかった。
よしきに嫌われたかな…
軽い女と思われたかな…
そんなことよりも
まだメールを始めて間もなく
話したことも顔を見たこともない私に
何故この人は……
それが不思議でたまらなかった。