年末年始はバタバタと過ぎ
よしきに会えないことや
連絡もままならないことなど、気にも止めなかった。
『3日の晩には帰ってくるからね!』
その言葉を信じ、よしきからの連絡を心待ちにした。
夜なら会いに行ける…
冬休みで子供は多少寝坊するし、ゆっくりできるかも…
ところが、待ちに待ったメールは
『ごめん、仕事が伸びて帰れない。
7日にしか帰れないと思う…』
かほはひどく落胆した。
けれど仕事ならしかたない。
『いいよ!お仕事頑張ってね』
『7日の晩は会おうね!』
その後また、よしきから連絡は来なくなった。
淋しくないわけではなかったけれども
冬休みで子供達もいたということもあり
なんとか気が紛れ、日にちはあっという間に過ぎて行った。