戀々 -ren ren-



えらい人のつまらない話を延々と聞き、同僚や先輩、事務の女の子達と最後の挨拶を交わして、独身寮に戻るとすでに17時を回っていた。














やばいだろこれは!



早いうちに帰らないと明日からもう仕事だっつーの!!!!



俺は急いで部屋に行き、細かい日用品だけになった荷物をまとめだした。




しかし思うように仕事ははかどらない。



里緒の事が頭から離れない。



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