「着いたよ」 車を道に止め、外に出た。 「わぁっ…!」 目の前には、水平線に吸い込まれる夕日。 オレンジ色の海。 遮るものはなにもなく、光りは水面に反射しキラキラと輝いている。 「これをね、見せたかったんだ」 「…… すごい…!」 里緒は感動して声もあまりでないようだった。 その様子だけで、連れて来て良かったと思える。 .