環状線を出て海沿いへ向かう。 間もなく目的の海岸だ。 「キレー…」 里緒が窓の外を見て言った。 夕日はさらにオレンジ色を増していた。 「眩しくない?」 ちょうど進行方向に向かって夕日は沈んでいっている。 「大丈夫です」 里緒は一度俺の方を向き、また窓の外へ目をやった。 .