戀々 -ren ren-



ああだこうだと考えるうちに一週間がたってしまった。


俺はまだ里緒に連絡していない。


晴れぬ気持ちのまま指導員室で空き時間を過ごしていた。








―バシッッッ!!!!


「っっ!!!!
いってぇっ!!!!」


頭に誰かからのキツい一発が届いた。


振り向くとそこには上から睨みつける相川君の姿があった。



「何すんだよ…」


負けじと俺も睨み返した。



「うるさい。
自分の胸に手ぇ当てて考えろ」



そう言って相川君は席に座り静かに学科教本を読みはじめた。






「ごめん……」


「言う相手がちゃうやろうが」




叩かれた頭がジンジンと痛む。

それ以上に心が痛かった。



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