初めてメールした翌日に里緒は卒検を一回でパスし、無事教習所を卒業した。 卒業してから一度だけ彼女は俺に会いに来てくれた。 免許取得の報告だった。 その後一度も会っていないが毎日メールのやりとりをしていたから寂しさはなかった。 会えなくなってからもこうして繋がっていられることはとても嬉しい。 彼女とはもう二度と会えないかもしれない。 しかし、メールという最大の武器を得た俺はそれに甘え、満足していたのだった。 ―3月下旬 先に行動を起こしたのは里緒だった。 .