戀々 -ren ren-




音楽を合図に先輩と一緒にハウスを出た。



ハウスは指導員が教習と教習の間のインターバルを過ごす場所で、
所内コースの4ヶ所に設置された小さな部屋の事だ。



俺の勤める教習所は立地の関係で大きな駐車場はコースとは離れた場所にある。


だから教習中の教習車は車番ごとに決められた区画のコース上に止めておき、
指導員は、たいてい一番近くのハウスでインターバルを過ごすのが日常なのだ。



俺は自分の担当する37号車を目指し足を進めた。



そして、程なくして37号車へたどり着く。



運転席のドアに手をかけ、勢いよくドアを開けた。



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