「ずいぶんツレないなー。
かわいい子やったで？」



相川君が隣にドカッと座る。
相川君の席は俺の隣だ。



「職なくしたくないし」



「まぁそらそーやけど………
相手が北澤麗子やったら？」



北澤麗子、すっげー美人な女優。



「まようね〜。

…でも教習生なら興味ない」



ぴしゃりと言い放つ。
本当の事を言ったまでだ。



「つまらんヤツめ」




相川君はつまらなそうに机に置かれた回覧を手に取った。


そしてろくに確認もせずにハンコを押し、隣の机に放り投げた。




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