----1年後 実家に戻ってからは怒涛のように日々は過ぎていった。 と言うより、仕事に没頭することで頭から意識的に里緒の存在を閉め出そうとしていた。 でも、それも仕事が終われば努力虚しく里緒のことばかり考えてしまうのだ。 それだけ彼女を愛してしまったということなのだろう。 それは1年経った今でも変わらない強い気持ちだ。 今の俺に迷いはない。 1年越しの告白を決意して、彼女の住む街へ車を走らせているのだった。 Fin. 2011.3.25 .