異能力者達の夕暮


シロウさんはさっき説明したとおり情報屋で、腕はかなり良い。

でも蒼はシロウさんに小さい事で情報を頼むほど情報"には"困っていない。

でもここでシロウさんに情報を頼む程、蒼は追い込まれてる。

蒼は、どうしたいんだろう?

私は何をすべきなんだろう?

「蒼、私はなんかし」

「いい、しなくていい」

私が話そうとしたとき蒼は間髪入れずにそう言った。

「ほんとに?」

「嗚呼、大丈夫だ。気にするような事は何も無い」

蒼にはもう少し頼ってほしい。