お前は俺の予約済み!!

ありすちゃんからの、あれほどあったメールや電話。



それがその日を境にピタリとこなくなった。



俺はその分、以前のように、



とにかく部活や勉強に打ち込んだ。



『南、すげぇな~!また学年トップじゃん♪』



テストの結果を見た篤司が俺に話し掛ける。



今回は自分でも自信あったから、



俺としては、この結果に驚きはしないけど、



これを見たら瑠璃が喜んでくれるかな?ってさ、



そう思えば嬉しくなるんだ。



『いいよなぁ~南は♪可愛い彼女のありすちゃんがいて、そのうえに頭もいいんだからなぁ』



『バ~カ!ありすちゃんはそんなんじゃねぇよ!』



『またまたぁ~!このイケメン王子が~♪はぁ~~俺もありすちゃんみたいな彼女欲しい~!』



最近の篤司はよくありすちゃんのことを話題にする。



最初は俺をからかってるだけだと思ってたけど、



どうやらそれだけではないらしい。



『ありすちゃんとはもうメールもしてねぇし…。俺はもう嫌われたからさ…』



そんな俺の言葉に一瞬だけど、



嬉しそうな笑みを浮かべた篤司を俺は見逃さなかった。