お前は俺の予約済み!!

あちこちから聞こえる話し声や笑い声。



にぎやかな店内の中では小さな声では聞こえない。



『俺さ、ありすちゃんに言ってないことあるんだよ』



はっきりとした口調で話すには、



こんな話は、なんだか少し心が痛んだ。



でも……ちゃんと自分に、瑠璃に対しても、



そしてありすちゃんとも向き合うって決めたから。



『ん?何?』



だから…………。



『……俺さ、ずっと………』



『ずっと??何??』



『……中学の卒業の頃から……付き合ってる彼女がいるんだ…』



突然の俺の言葉に、ありすちゃんの動きがピタっと止まる。



まるで固まったかのように、そのまま俺を見つめるありすちゃん。



これはもっと早くに言っておけばよかったこと。



『…嘘っ……冗談…でしょ??』



『……いや…冗談じゃないよ…俺が好きなのは、その…彼女だけだ』



真顔で答えた俺に、



『……最低っ…』



そう小さな声でつぶやいたありすちゃん。



と、同時に俺の頬に痛みが走った。