お前は俺の予約済み!!

『南沢先輩??どうかしたんですか??』



気がつくと、心配そうに俺を見るありすちゃんの顔。



そうだった。



瑠璃のことを考えてる状況じゃねぇんだよな。



『あ、ゴメンっ…ちょっと考え事。俺、疲れてんのかな??』



適当にごまかした俺は慌てて、



瑠璃のことを頭の中からかき消した。



そんな俺に気づいたのか、



『南沢先輩……好きな人とか…付き合っている人…いるんじゃないですか??』



ありすちゃんは少し遠慮がちな口調だけど、



真っ直ぐに俺を見てそう言った。



『いないよ…いたらこうしてありすちゃんと一緒に歩いたりなんかしないでしょ??』



俺はありすちゃんにも、



こうして今まで何度ついたか分からないような嘘をついた。