お前は俺の予約済み!!

こうして、初対面の俺とその子は、



肩を並べて少しの間、歩くことになった。



交わすのは、たわいのない世間話。



たいして面白くない俺の話にも、



その子はちゃんと耳を傾け聞いてくれた。



ふとした時に見せる表情は、



不思議と俺の心を和ませてくれた。



『そう言えば…名前、聞いてなかったね。俺は南沢悠。高2…。君は?』



なんだか会話が楽しくて、



その勢いとテンションのままで、



俺は思い切ってその子の名前を聞いてみた。



『南沢…悠君??』



『そうだよ…で、君は??』