お前は俺の予約済み!!

その子は俺の質問に、



少し曇った表情のまま、



『あたしのお姉ちゃんの彼氏が行ってるらしいんです。だから…』



と、答え終わると、



『それじゃ…あたし、行きますね』



そう言ってその場でスっと立ち上がった。



立ち上がったその子を見て、とっさに、



『待ってっ…俺も…俺も帰るんだ』



と、俺はその子を引き止めていた。



自分でも自分の行動に驚いたけど、



どうしても、もう少しだけでいい…そばいてほしい…って、



ただそれだけの思いでいっぱいだったから。