……ありすちゃんの気持ち、



本当はすげぇ分かってたのに、



好きって思われてる分だけ、



最初から最後まで、俺はありすちゃんを利用してた。



俺が選ぶ道はひとつしかないのを知っていたくせしてさ……。



俺は午後の授業に出ることなく、帰宅した。



瑠璃に会いたい。



とにかく俺にはそれしか考えられなくて、



まともに授業なんか受けられる気もしなかったから。