お前は俺の予約済み!!

『瑠璃……なんで…』



何もなくなった空間は、



俺の知っている瑠璃の部屋の面影すら残していなかった。



俺はしばらくの間、座り込んだまま、



握っていた瑠璃の部屋の合鍵を見つめていた。



『どうなってんだよ……。こんな鍵、もう意味ねぇじゃん…』



俺に黙って、瑠璃は何も言わずに引越ししたのかよ。



そんなの……嘘だよな……あり得ねぇって…。



瑠璃の携帯に何度も電話をしたけど、



【おかけになった電話番号は……】



機械的なアナウンスが流れるだけで、



繋がることはなかった。