お前は俺の予約済み!!

『……南沢君…あなた、先生をからかってるの?』



眼鏡越しに俺を刺すような冷たいその視線。



最初、瑠璃は全然俺を信用せず、相手にもしなかった。



でもそれは当たり前の反応と言えば当たり前なんだ。



俺はそれまで1度だって、



まともに瑠璃と話したことなんてなかったんだから。



国語の授業の時だけ顔を合わす「先生と生徒」であるだけ。



黒ぶち眼鏡に、1つに束ねた黒髪。化粧っ気のない瑠璃。



愛想のない冷ややかな笑みを浮かべた瑠璃は、



ため息をついて俺を見た。



『俺…本気ですっ…好きです』



俺の言葉に表情を変えることなく、



瑠璃はそのまま俺を見つめていた。