またまたボーっとしていると、美咲が少し慌てている様な様子でこっちに来た。 「亜理紗!蒼井くんと隣り?!」 「蒼井くんの隣りがどうかしたの?」 そう言ったら、美咲はポカーンと口を開けている。 「どうしたの?!」 ポカーン…って、長いし! 「亜理紗、蒼井くん知らないの…?」 美咲は何を言いたいのかさっぱり…。 もう蒼井って呼び捨てでいいや。 「蒼井くん、最近テレビで見ない日ないじゃん!」