出たくない… そんな私の心を悟ったかなぁ? 「私に貸して。」 美咲が言った。 「はい。」 「美咲です。」 「居ないわよ。今男子に呼び出されて行っちゃったから…」 恐らく私の事だと思うけどさ… 嘘じゃん?! 私が喋ろうとすると、シーと指を口の前に持って行きウインクした。