テレビの音に気付いたのか、祐司が目を覚ました。 私の暗ーい表情を見て不思議に思ったらしく… 「亜理紗?どうした?」 なんて聞いて来た。 今の私に祐司の声なんて耳に入るわけがなく… 何も答えないでいると、祐司がベッドから下りた。 「何無視してんだよ。」 無視?浮気しといて… よくそんな呑気で居られるね。 「祐司なんて知らない!」