「よし、行くぞ?」 う、うおゎわーーー! 祐司めっちゃ速い…! 私は半ば強引に引っ張られるようにしてゴールまで走った。 「よし、1位。ま、当たり前だな。」 そんな祐司の俺様な発言さえも私にはかっこいいと感じてしまう。 私と祐司は自分の席に戻った。 それからの競技でも祐司は全部1位を取って…。 女子の種目は全部借り物競争のようで、 「好きな人と障害物を乗り越えろ!」