そう怒鳴って抱きしめる力をきつくした。 やっと……自分の気持ち伝えられたのに。 やっと……こいつの気持ち聞けたのに。 なかった事になんかできっかよ! するとおれの声にビクッとした茅捺は、目を見開いた。 でもしばらく抱きしめていると、茅捺は大人しくなった。 「あんな事して悪かった……」 でも。 「好きな女にキスされたら、どんな男だってああなるよ」 たとえそれが頬でも。 嬉しくって舞い上がっちまうんだよ。 「茅捺の気持ち優先できなかった事は謝る」 それはホントに悪かったと思ってるから。