私の名前は久保田あやめ。ここは久保田総合病院。ここ久保田総合病院は私のお父様が、経営していてめっちゃでかい。小さいころから入院している私でも、時々迷子になってしまう。そして、私の初恋もここでだった。
私の初恋は、小悪魔なようせいさんだった。



それは、遠い昔のこと。

今、思えばあれは私の夢でだったかもしれない。

でも信じていたい・・・

あれが、夢でないことを・・・・・











「あやめちゃ~ん!あやめちゃ~ん?どこにいるの~?怒らないからでておいで~」

あはは、私のことさがしてる~!!!今日は何人かな~?
1、2、3、4、5、6、7・・・・・

「な~んだ、今日は7人か~」

「ざ~んね~ん!今日は8人で~す!」

そんなおどけた声が後ろから・・・
振り返ってみると・・・
怖い顔の看護士さんが・・・・

「えへっ!」

「えへへっ!」

よしっ!今だ!逃げろ!

「あっ!こらっ!待ちなさ~い!」

「やっだよ~っだ!」

ドスン!

「いった~い!」

「あ~ら、ごめんなさいね~」

「うん・・・」

そういいながら、見上げると・・・
すんごい怖い顔の、婦長さんが・・・・・
ガシッ!
やばっ!抱っこされた~!

「い~や~!放して~!」

「だめよ。今日はおとなしくしてると思ったら!こんな夜に!」

「それは・・・ごめんなさい。だから、はなして?」

「だ~め!また逃げ出すでしょ?さぁ、病室に戻りましょうねぇ。」

「い~やっだ~!」

私の抵抗も虚しく病室へ・・・・
ガラッ!

「お~、あやめ~元気してたか~?」

「お父様!」