パジャマに着替えて廊下に出たとき、栄一さんとバッタリ会った。 『あ…栄一さん……』 「美桜ちゃん…。お風呂入ってたんだ」 『うん』 「……じゃ俺もあとで入ろ~」 栄一さんはそう言って鼻歌を歌いながらどこかに行った。 部屋に戻り、今日のことをいろいろと振り返る。 今日から私はこの家の〝家族〟になったのか。 私のお母さんとお父さんの葬式は、今日あったのか。 ……これから、私の新しい人生がスタートするんだ。