単車で飛ばして麗奈の元へ行ったんや。


俺が公園に着いた時は麗奈はすでに来ててな。


「待たしたなぁ?」


「大丈夫やで。こっちこそ悪いなぁ。呼び出して」


麗奈の目は腫れてた。


泣いたんやな・・・。


「麗奈・・・おいで」


俺はいつもみたいに両手を広げて麗奈を呼んだんや。


躊躇った表情をしながら俺の胸に埋まった麗奈。


「ずっとこうしたかったで麗奈」


きつくきつく抱き締めたんや。


「連絡せんでごめんなぁ。何もしてやれんでごめんなぁ」


「ごめんばっかかぁ?」


「やっぱ、ありがとかぁ?春磨ぁ・・・ありがとなぁ」


「今度は礼かぁ?」


会っていきなりごめんねとありがとうや。


その言葉の先ぐらい馬鹿な俺でも読める。


「春磨ぁ・・・うちら別れ」


最後まで言う前に麗奈の口を塞いだんや。


俺はそんな言葉聞きたくてここに来たんじゃない。


お前とまた始めたくてきたんや。


先を話しにきたんや。


麗奈の考えてる事が消える様に何度も何度も麗奈の唇を貪ったんや。