何度も何度もお前を抱いてればそういう日が来るって思ってたで。


けどなぁ・・・罰が悪いのぅ。


俺はお前の体じゃないから分からんかった。


1番傍に居る俺が気付いてやれば良かったなぁ。


どうしてお前はあの日の喧嘩に来たんじゃ?


どうして俺が止めたのに来たんじゃ?


俺もお前と一緒でどうしてばっかじゃ。


『極悪』に呼び出されて俺等『RAURU』は喧嘩に行ったんや。


今度こそ潰すつもりで行ったんや。


『JYURY』は手を出すなって麗奈に言ってな。


「カケル。でっかい花火打ち上げる時が来たみたいやなぁ!」


「そやなぁ!これで抗争も終わりや。麗奈大丈夫かぁ?ほんまに来ないかぁ?」


「大丈夫やろ。俺が怒鳴ったさかい。来んやろ(笑)」


もう・・・麗奈の傷つく姿見たくなかったんじゃ。


怪我もして欲しくなかったんじゃ。


お前が仲間守るなら俺はお前を守るで。


「おし。時間や。気張って行くで~~~」


俺等は指定された場所に向かったんや。


すべてを終わらそうとアクセルを握ったんや。