「たたたたぁ・・・散々やなぁ~」


「そうやなぁ~~カケル」


俺等は仰向けで大の字に寝っ転がって空を見たんじゃ。


もう・・・日が暮れてのぅ。なんだか寂しい気持ちになったなぁ。


「敗北の一服や。吸うか?」


「あぁ。もらうで」


カケルから煙草を貰って吸ったんや。


けどなぁ。血の味しかせーへん。鉄を舐めてるみたいやったなぁ。


「カケル。悪いなぁ。勝てんかった・・・潰せんかったなぁ」


「大丈夫や。このままやったら次期に潰せるで。最後に大きな打ち上げ花火上げようや!」


「そやなぁ・・・」


マコトに負けたのはこの日だけじゃ。


タイマンだったら絶対に負けへん。