俺等はまた来た道を手を繋いで戻ったんや。


「そう言えば、麗奈のご褒美はなんや?」


「あげたやん?」


やっぱり・・・手を繋いだのがそうだったんか?


「しょぼいのぅ・・・つまらんのぅ・・・」


「不満かぁ?」


「そやな・・・足らんなぁ・・・」


「しゃーないのぅ・・・」


麗奈はそう言って止まったんじゃ。


そしてな・・・俺の首に腕を絡ませて引き寄せて背伸びしながらキスしてきたんじゃ。


「どや?満足か?」


「何や~~~。照れるなぁ(笑)」


麗奈も照れ笑いしておった。


どれ・・・そろそろほんとのプレゼントでも貰うかのぅ(爆笑)


「寒かったねぇ~~」


「そやなぁ。まぁ。温めればええだけやろ?」


「・・・まぁなぁ~」


「麗奈の首のリボンは何や?」


「・・・。飾りや」


「ほぅ。飾りなぁ。麗奈サンタは俺に何プレゼントくれるんやろなぁ?」


ちょっと意地悪かのぅ?


「そのリボン外したらプレゼント出てくるんやろ?」


「うっさいのぅ」