麗奈は人ごみでは絶対繋がん手を繋いでくれたんや。


もしかして・・・これがご褒美か?


「春磨ぁ。綺麗やな」


駅に佇むでっかいツリーは赤、青、黄の光をチカチカさせて恋人達を魅了しておった。


「ほんまやな~」


「カケル等もクリスマス楽しんでるかなぁ?」


俺と一緒におっても仲間の心配か?


「俺と2人じゃ不満かぁ?」


「違うやん。うち等の幸せ分けてやれば良かったかなぁ~なんてな(笑)」


少し照れながら言う麗奈はほんま可愛かったんや。


「麗奈ぁ」


俺はな麗奈を抱き寄せたんや。


「人、一杯おるで?やめーや」


「嫌や。離さへん」


熱くて濃いキスしたんや。


周りなんか気にならん。


何度も何度も麗奈の唇を貪ったんや。


麗奈も足の力が抜けてな立ってられん様だったから俺の腕を腰に回して支えて麗奈の後頭部も手で押さえてな。


「・・・・・・はぁ。激しいのぅ・・・」


「もっとするか?」


「堪忍してや・・・」


恥ずかしそうに俺の胸に顔を埋める麗奈や。