「親父~~。頼むよ!!」


「めんどうはごめんだ」


「そんな事言わず・・・」


「そこまでせんでも結婚は出来るやろ?」


「そうやけど。麗奈が式は挙げんでもええ言うからぁ・・・せめてプロポーズぐらいは盛大にやりたいんよ」


「そこまでして、麗奈が喜ぶんか?逆に怒られると思うけどなぁ」


ぎくっ!!


それは・・・俺も承知や。


そんな事よりも心にどれだけ残るか!なんや!


「親父頼む!!」


ステージを作る場所。


駅前の広場の片隅に決まったわけだけど、さすがに場所が場所だけにサツと役所には届けを出さんといけない。


俺が頼みに言ったら門前払いや(汗)


滅多に頼み事なんか親父にせん俺やけど・・・


今は必死です(笑)


「仕事も、もっと気張るさかい!今月、後一件仕事持ってくる!交換条件や。どうや?」


取引先を一件増やす。


啖呵切ってもーたけど・・・。


「出来るんか?」


「やったる!」


「そか。仕事持ってきたら考えたるわ(笑)」


・・・・・・考えるんかい!!!


男に二言は無い!!


やってやろうじゃんかぁ~~~~~!!!