「麗奈はな・・・ユカにはめられてヤクザに回されたんじゃ。お前気付いてやれたか?うちは気付いてやれんかった・・・悔しいよ。麗奈を守れんかった。悔しい」


夏海は俺の胸を叩きながら泣きながら言いよった。


俺の拳にも力が入った。


麗奈が回された?


どないなってんねん。


しかもヤクザだとぉ?


「ふざけんなや!俺の麗奈に手を出したの誰じゃ。俺がしばいたる!」


俺はすすり泣く夏海の胸倉を掴んで発狂してた(汗)


「春磨。やめーや!」


カケルに押さえ込められる俺。


「うち等がなぁ。ヤクザに喧嘩売っても殺されるだけじゃ。殺されてしもーたら麗奈守れんやろ。今回は相手が悪い。喧嘩出来ヘン。ユカ追放するだけしか何も出来んのや」


俺、自分が情けなかったわ。


好きな女1人も守れんかった。


自分の事しか考えてなかった。