‘お前等ホストやれ’


マサキに頼まれて一ヶ月ホストになる事命じられた俺とカケル。


「ホストって何?何で春磨がやらんとあかんの?」


「しゃーないやろ?頼まれてしもーたもん。一ヶ月だけや。やましい事はせんって」


「・・・・・・ありえん。ありえん」


麗奈に話したらやっぱり怒ってた(汗)


経営悪化。


今月売り上げが伸びんかったらvelvetは潰れるらしい。


ホストの店なんかこの小さな田舎町には2件しかない。


貴重なホストクラブが一件でも潰れるとキツイらしいで(笑)


マサキはvelvetの支配人とマブダチで、支配人がマサキに助けを求めたそうで・・・


その的が俺とカケルなんやて(笑)


俺はスーツに身をまといカケルと店へ向かった。


「源氏名決めたか?」


「そんなの決めんといかんのかぁ?」


「俺は決めてきたで(笑)ケンゴでどうや?」


「ぷっ。似合ってるやんけ~カケル!」


「春磨はどないすんねん?」


源氏名か・・・


「アオイでええやろ?」


「女みたいな名前やなぁ?」


麗奈のキャバで使ってた名前や(笑)


結局あの時、俺が見たキャバ嬢は麗奈本人やった。


麗奈から聞いた話で(笑)