「絶対勝つから。今は柚と一緒に・・・一緒じゃなきゃ無理だけど。俺男だから、ちょっぴり見栄張って、いつか柚の先に行きたい」
「うん・・・尚哉が先行ったら、私は背中押しながら追いかけるから。どっちみち一緒だよ?」
「そっか。だな」
「うん」
感じ合う。
確かめ合う。
そして同じ気持ちなんだと実感する。
そばにあるぬくもりがこんなにも安心出来るなんて知らなかった。
部室のドアの前に立つ。
俺は柚の思いを上手く、黒須先生に伝えられるだろうか?
不安がノックしようとする手をとどまらせた。
「うん・・・尚哉が先行ったら、私は背中押しながら追いかけるから。どっちみち一緒だよ?」
「そっか。だな」
「うん」
感じ合う。
確かめ合う。
そして同じ気持ちなんだと実感する。
そばにあるぬくもりがこんなにも安心出来るなんて知らなかった。
部室のドアの前に立つ。
俺は柚の思いを上手く、黒須先生に伝えられるだろうか?
不安がノックしようとする手をとどまらせた。

