練習後修平と一緒にバスを待っていると、柚とまもりが自転車に乗って通りかかった。


「あれ?二人って同じバス乗って帰るんだ」


柚が自転車を止めて俺たちに話しかけた。


「二人とも若宮中学だもんね。地元一緒なんだよね?」


まもりが得意気に俺と修平の顔を見た。


「おっ。さすがマネージャー!」


修平がすかさずまもりを誉めた。

まもりは恥ずかしそうに視線をそらし、頬を赤く染めた。