【完】青春PLAYBALL!!

「女子のプロ野球リーグも来年度から出来ます。だからきっと甲子園だって・・・何もしないよりはいいでしょ?とりあえず、今いるメンバーで6人分ですね。綺麗な字で署名して下さいよ」


宮田は俺たちに一枚一枚紙を配る。


「これ、お前一人で?」

俺は宮田に尋ねた。


「こんなのすぐ出来ましたよ。ネットで調べれば署名の文面なんて、いくらでも出てきますし」


「お前、そんなさらりと言うなよ。すぐ出来るもんじゃねえだろ?やべ!俺すげえ感動した!」


修平は宮田のそばに行くと、ギュッと宮田を抱きしめた。


「き、気持ち悪いからやめろ!」


宮田が修平を突き飛ばした。