【完】青春PLAYBALL!!

修平とまもりを見ながら、俺は羨ましいと思った。

ふうと息をこぼし、ラーメンをすすった。




ラーメンを食べ終わってみんなで話しをていると、宮田がゴソゴソとリュックを漁り始めた。


「あの、みなさんに提案があるのですが・・・・・・」


宮田は一枚の紙をリュックから取り出した。

紙にはこう書かれていた。


「甲子園女子出場を求める署名?宮田、これ・・・・・・」


柚が紙を見ていた顔を起こし宮田を見つめる。


「その通りの意味です。昨日喜んでいた汐崎さんを見てて、もっと何か出来る事があるんじゃないかって考えたんです」


宮田ははずしていた眼鏡をかけてにこっと微笑んだ。