【完】青春PLAYBALL!!

太陽が動き、ぽかぽかとした光が俺たちを包む。
俺も修平の隣にごろんと寝ころんだ。


「なあ、修平。話してもいい?」


「ん。どうした?」


修平は仰向けで目を瞑ったまま答えた。


「俺さ・・・綾と別れた」


「・・・・・・そっか」


「うん。綾から聞いてた?」


「聞いてないけど・・・そんな気はしてた。けど、今回は結構スッキリ別れられたんじゃねえの?」


修平は肩を小さく揺らして笑った。


「え?なんでそう思うんだ?」


「綾、俺のところに愚痴りに来なかったから。きっと、綾も今回はスッキリしたんだろ?」


修平の言葉が、俺の心の中の罪悪感を少しずつ溶かしていく。