【完】青春PLAYBALL!!

「おや・・・尚哉!」


俺を呼ぶ声に反応して目を開けると、修平の顔があった。


「んん・・・・・・?」


俺は目をこすりながら上体を起こした。


「寝ぼけてるのか?携帯鳴らしても出ないし。もう一時間目終わっちまったぜ?」


「あー・・・うん。チャイムは聞こえたけど、体動かんかった」


俺は、首をぐるっと回して息を吐いた。


「・・・・・・寝られてないのか?」


「うん」


その時、二時間目が始まるチャイムが鳴った。


「もう少しいるの?」


「うん。中休み終わったら行く」


「そっか。じゃ、俺もここで少し寝ようかな」


修平は俺の隣にごろんと寝ころんだ。